つぶやく税理士

問いを変えると景色が変わる

  2025/08/29    商売のヒント

先日のこと、コンビニで「糖質オフ」「脂質オフ」「塩分控えめ」のお弁当を手に取りながら、ふと疑問が湧きました。健康を気にするあまり、本質的なことを見失っていないだろうか?これは経営にも通じる話だと思いました。マネジメントの父と呼ばれたドラッカーの名言に「重要なのは正しい答えを見つけることではなく、正しい問いを探すことだ」があります。例えば「売り上げを伸ばすにはどうするか?と考え、答えを探すことは大事です。けれどその前に「何のために売り上げを伸ばすのか?」という問いを立てるべきかもしれません。知人の社長は「求人広告の出し方」で悩み続けていました。でも本当の問いは「どんな人と働きたいか?」だったと気づき、会社のビジョンを言語化した途端、自然と共感する応募者が集まるようになったそうです。かつてスティーブ・ジョブズが「この製品は何ができるか?」ではなく「人々の生活をどのように変えるか?」と問いを立てたように、問いを変えるだけで物事の質が変わるのです。

話は冒頭に戻りますが、コンビニで最終的に私が選んだのは、糖質オフでも脂質オフでも塩分控えめでもない、普通の鮭弁当でした。「午後からもうひと踏ん張りするには何を食べたらいいか?」と自分に問いかけた結果「好きなものを食べよう!」と思ったからです。

健康でいることも大事。けれど「何を大事にしたいのか?」という問いを持つことのほうがもっと大事だと気づきました。間違った問いへの正しい答えは、どれほど完璧でもまったく役に立ちません。正しい問いは、素晴らしい経営スキルといえそうですね。